叢雲堂春秋

古典詩への憧憬を基軸に、書評と随想と ── If you're also a stargazer, feel the emotion. Think the thought. ──

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

連作歌篇「アカトキクタチ」改十一首

先日『ノスタルジア』を見返したせいか急に思い立ち、かつて未来誌に載った連作歌篇で製作当時からその構成に得心のいっていなかったものが先ほど改めて仕上がったので、載せておく。 初出時と比較して、主に変化したことは一首増えたことと、配列を入れ替え…

沙羅みなみ『日時計』(青磁社)に寄せて

そうしなくてよかったのかはわからない。光は、けれど時おりそよぐ 高貝弘也の詩集を六冊読んだ。更に一冊頼んだ。それはさておき、もう随分前から現代短歌最大の収穫として最も推していながら、いまだに読み終えていなかった一冊をようやく読み終えた。 そ…